この商品が欲しいと,好きになって買ってくれる消費者に対して,売る側はどれだけ好意を持てるか。まったく持っていないような意識だったら,買わない方がいいよと消費者に通告して,当然だろ?
quote:iTunesが行っている認証作業が解き明かされのち,バージョン4.5のアップデートでそれを防いだが,わずか8時間でまたクラックされた。そのクラックを行ったCrazneyと名乗る20歳の学生は,リナックスOSをメインで使っていて,そこで音楽を再生することが単なる目的だと述べている。彼は,iTunesの認証がまたロックされるのを心配してはいない。現在のデジタル著作権管理(DRM)ならヒマなオタクがまたクラックできるだろうから,と云っている。
そうか,過去記事でとりあげたiTunesのストリーミングをiTunes以外で受信するためのlibopendaapは,iTunes ミュージックストアで購入した曲をほかのプレイヤー(と云ってもTunesBrowserしかないけど)でも再生できるようにするんだね。まぁ認証を無理やり通すだけで,別に認証のシステムをなくしているわけではない。しかもバージョン4.5のアップデートでは再生できるプレイヤー(普通はiTunesだけ)が3つから5つに増えている。アップルにリナックス用iTunesを作る能力がないのなら,だれがCrazney氏を責められる? DVDをコピーできるようにするDeCSSも,最初の開発の動機は,リナックスだかユニックスだかでDVDを再生したいということだけだった。ちょっとだけ扱いやすくしているだけ。
「扱いにくいからもういいよと,彼に云われて,別れた。普通に自分が好きな気持ちのまま,気を遣ったり言葉をかけたりしただけだったのに。これ以外に,好きな人に接する方法を知らないんだからしょうがないのかなと思ったけど,でも。今度好きになった人が同じだったら損をするのはわたしだから,ちょっとだけ変わらなきゃとも思う。それを,『負け』だという友だちもいる。けど,そうだろうか? もともと好きで,相手もわたしを好きになってくれているんだから,大したことぢゃない気もする。そう思うのは,間違ってるかな」。
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